宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は、国際宇宙ステーション(ISS)を模した閉鎖施設に2週間滞在する実験の被験者8人を年末に公募したところ、2000人以上の応募があったことを明らかにした。
JAXAは20~55歳の健康な男性を対象に、12月24日からウェブサイトで公募を始めたが、応募が殺到し、同28日で募集を打ち切った。しかし、そ の後も参加の問い合わせが多く寄せられたため、JAXAは選考体制などを見直し、1月4日に公募を再開した。募集は12日正午まで行う。
JAXA広報部は「応募者数の多さに驚いた。宇宙への関心の高さを実感している」と話している。
実験は、ISSに長期滞在する宇宙飛行士のストレスの検査方法を開発するのが目的。書類選考や健診などを基に、25日に被験者を決める。8人は2月5日 から筑波宇宙センター(茨城県つくば市)の施設に14日間滞在し、決められた課題をこなし、血液などの医学データを提供する。