「寒いと売れるものランキング」

秋が深まり、冷え込みが厳しい日も増えてきた中、全国の消費者購買データを集計・分析している「True Data」(トゥルーデータ、東京都港区)が10月19日、「寒いと売れるものランキング」を発表しました。「日用雑貨」部門の2位は「肩こり・腰痛ケア用品・用具」で、1位は「入浴剤」でした。

■ 1位は「入浴剤」

 2020年9月7日~2022年9月4日における全国のドラッグストアの購買金額を週ごとに集計し、気象データから当該週の最低気温週平均を、いずれも2022年9月17日時点で抽出。気温の低下と購買金額の関係性(相関係数)の強さをランキングで示しました。相関係数は「-0.5以下」の場合、気温の低下と関係性が強いと言われています。気温が下がれば売り上げが上がる、という逆相関のため、マイナスの値が大きいほど、ランキング上位となります。

 日用雑貨部門のランキング1位は「入浴剤」で、相関係数は「-0.96」と高い数値を示しました。気温が低くなると、湯船にゆっくりとつかる人が増えるためとみられます。関連する商品として、「バス用洗剤」も相関係数「-0.80」と関係性が強く、6位にランクインしました。

 寒さで血行が悪くなるためか、「肩こり・腰痛ケア用品・用具」が「-0.85」で2位に入り、風邪シーズンを控えてか、「目・鼻・耳ケア用品・用具」が「-0.84」で3位でした。

「寒いと売れるものランキング」は、全国の食品スーパーマーケットの購買データなどから、「調味料」についてもランキング化しており、1位は「粉末・顆粒(かりゅう)・固形・パックだし」で、相関係数は「-0.78」でした。同社は「気温の低下に伴い、煮物や鍋などを食べる機会が増えるため」とみられるとコメントしています。

オトナンサー編集部

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