「巨人報道」めぐり、読売が特別面で1ページの朝日批判「『巨人軍たたき』に固執」

巨人軍に関する報道を巡り、読売新聞の朝日新聞に対する批判が激化している。読売新聞は9日、「朝日人権委『誤報』放置」「『巨人軍たたき』に固執」などの見だしで、特別面で1ページの朝日新聞の批判記事を掲載した。異例の大展開だ。

問題は、巨人の新人選手の契約金を巡る朝日新聞記事(12年3月)に端を発する。この記事に関する名誉毀損訴訟の判決などを報じた朝日新聞の記事について、巨人は「読者を誤導する不公正な内容」として訂正などを求めてきたが、朝日新聞の「報道と人権委員会」は、巨人側からの申し立てを審理しないとの通知書を8日に送った。

朝日新聞の通知書は「巨人の主張はすでに読売新聞紙上で十分報じられている」などとするもので、これを承諾できない巨人の主張などを読売新聞が経緯や識者談話などで「『不正』見誤り強弁続ける朝日報道」と伝えているのだ。

両者の見解は平行線。ただ、この記事がシーズンまっただ中のプロ野球記事より大きいことだけは、野球ファンには悲しいといわざるをえない。

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