「幸せ度」1位は福井 2位富山、大阪が最下位

 法政大大学院は9日、47都道府県ごとの平均寿命や出生率、完全失業率、犯罪発生件数など40の社会経済統計指標から「幸せ度」を調べ、順位を発表した。1位は福井。未婚率が低く出生率が高いこと、障害者の雇用率や正社員比率も高く、犯罪が少ないことなどが評価された。
 一方、最下位は大阪。生活保護受給者の多さや治安の悪さから厳しい結果となった。2位は「自然環境に恵まれ趣味や娯楽に費やす時間が長い」と評価された富山、3位は「失業者が少なく弱者向けの政策が行き届いている」とされた石川と、北陸勢が続いた。
 平成22年までの統計データを基にしたため、東日本大震災に伴う数値の変化は盛り込まれていない。指導した坂本光司教授は「都道府県の順位づけが主目的ではない。それぞれの自治体が自分の強さと弱さに気付いてほしい」と話した。

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