ブランド総合研究所(東京都港区)は都道府県ごとに住民の幸福度や居住意欲度をまとめた「第3回地域版SDGs調査2021」を実施した。その結果によると「沖縄県」の幸福度が最も高いことが分かった。幸福度が高いのは?(画像はイメージ)
同調査では「あなたは幸せですか」という設問に対し、各都道府県の住民が5段階で回答した。沖縄県は「とても幸せ」が42.2%、「少し幸せ」が37.4%だった。一方、「全く幸せではない」は1.6%、「あまり幸せではない」も6.4%と、ネガティブな意見が少ないのも特徴だった。幸福度は78.1点で、1年前の調査から5.9ポイント上昇した。都道府県・幸福度ランキング(出所:リリース)都道府県・幸福度ランキング(出所:リリース)
前回の調査で1位だった宮崎県は2位で、今回は73.0点を獲得した。ブランド総合研究所は「1位の座は譲ってしまったが、幸福度が高い県であることに変わりはない」としている。
3位の熊本県は72.4点で、前回の9位から順位が大きく上昇した。ランキングでは、全体として西日本の府県が多く、関東や東北などは低い傾向だった。
持続度のランキング
ブランド総合研究所は、地域の持続性に関する4つの指標(幸福度、生活満足度、愛着度、定住意欲度)の平均値を「持続度」として算出。都道府県別のランキングを作成した。
持続度1位は、2年連続で沖縄県だった。個別の項目を見ると、愛着度は2位、定住意欲度が3位という結果に。
持続度の2位は北海道で、3位は福岡県だった。上位は1年前の調査と変わらない結果となった。