「幸福度の低い人」に共通する朝食メニューの特徴が調査で判明

朝ごはんは毎日“きちんと”食べていますか? 朝食を抜くと体温がしっかり上がらなかったり、肥満のリスクが高まったり、頭が働かずにミスを繰り返してしまったり、何らメリットはありません。

とはいえ、ただ食べるだけでは不十分なようです。東北大学の研究によれば、なんと朝食の摂取頻度やメニューによって、その人の幸福度に影響が出ていると分かったのです!

そこで今回は同大学の研究を基に、毎日食べている人は要注意な幸福度を下げてしまう“NG朝ごはんメニュー”を紹介したいと思います。

■幸福度の低い朝ごはんのメニューとは

朝ごはんは忙しくてパン1枚で終わり、お茶漬けを食べるだけ、野菜ジュースを飲んで終了という人、多くありませんか?

東北大学は朝ごはんの習慣と幸せ度や生活満足度の関係を調べるために、20代から60代の仕事を持つ男女1,000人に対してアンケートを行いました。

その結果、朝ごはんを毎日食べている人は幸福度が67.9点だった一方で、週に2日以下しか食べていない人は59.0点だと分かりました。

さらに「欠かさず朝食を食べている」と答えた896人を細かく調べると、朝ごはんに果物や野菜など多品目を食べている人ほど、幸福度が80点~100点とさらに高いことが分かりました。

どうして多品目を食べる人は幸福度が高いのか? その理由は今回の調査では明らかにされていません。

しかし、バランスの良い食事が体調など健康面でプラスの効果をもたらしたり、仕事の集中力などを高めたりして、結果として幸福度が高くなるのかもしれませんね。

■“幸せになれる”朝ごはんを摂るには

とはいえ「朝からそんなに用意できない……」という方、きっと少なくないですよね?

子育て真っ最中のご家庭などでは、のんびりと多品目の朝ごはんを毎日作っている余裕などありません。あれもこれも朝に作れないご家庭では、どうすればいいのでしょうか?

その場合は農林水産省もお勧めしているように、前の日の残り物を計画的に利用したり、常備菜を活用したりしてみては?

納豆やのりなど調理を必要としない食べ物をストックしてもOK。食卓に並べて食べるだけの状態を作っておけば、家族全員の時間がバラバラでも、各自用意して簡単に食べられますよね?

もちろん、朝ごはんを変えたからといって、確実に幸福度が上がるとは限りません。幸福度が高い人ほど、朝ごはんに手間を掛けられる“ゆとり”があるという話なだけかも……。

それでも朝食を充実させるメリットは、健康面で考えるだけでも大きいはず。しっかり食べれば、昼食前に無駄な間食も減らせます。ぜひともチャレンジしてみてくださいね!

以上、朝食のメニューと幸福度の関係をまとめましたが、いかがでしたか?

ちなみに米・ワイルコーネル大学医学部が11人の糖尿病患者に行った実験によれば、魚や肉、野菜を食べた後に白米やパンを食べると、血糖値の上昇を30%近く緩やかにできると分かっています。やはり多品目で食べる順番は重要という事ですね!

多品目の朝ご飯を食べる際にも、併せて参考にしてみてくださいね。

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