「店に大量ナメクジ」投稿に実刑 料理店の元従業員に仙台地裁

勤務していた仙台市の中華料理店、大阪王将仙台中田店(閉店)にナメクジが大量にいると、交流サイト(SNS)に虚偽投稿をしたとして、偽計業務妨害などの罪に問われた元従業員円谷晴臣被告(25)に、仙台地裁は24日、懲役1年(求刑懲役1年6月)の実刑判決を言い渡した。

 被告側は投稿により業務を妨害したと認める一方で、内容は虚偽ではないと主張していた。判決理由で須田雄一裁判官は「供述が変遷しており、5、6匹見たという被告の供述は信用できない。投稿は事実を大きく誇張している」と退けた。

 須田裁判官は店長への個人的な恨みが動機だと認定し「動機や経緯に酌むべき事情はない」と述べた。

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