米国のハイアット財団は17日、優れた建築家に贈る「プリツカー賞」の2013年の受賞者に、日本の伊東豊雄さん(71)を選んだと発表した。
「革新的な建築概念を表現してきた」と評価し、東日本大震災での復興支援についても「建築家の社会的責任を体現している」とした。
同賞は「建築界のノーベル賞」とも呼ばれ、日本人では丹下健三さん、槙文彦さん、安藤忠雄さん、 妹島和世 ( せじまかずよ ) さん、西沢 立衛 ( りゅうえ ) さんに続き、伊東さんが6人目。
伊東さんは1970年代から近未来的な住宅や美術館を設計。白いチューブがガラス張りの建物を貫く文化施設「せんだいメディアテーク」(仙台市、2001年開館)など、建築の通念を超える革新性で世界の注目を浴びた。