「復興ツーリズム」推進 JR東日本や復興庁など官民組織設立 仙台で初会合

JR東日本や復興庁などは25日、官民組織「東北復興ツーリズム推進ネットワーク」を立ち上げた。東日本大震災被災地の伝承施設と観光資源を結んで国内外にPRし、東北の活性化と復興の加速化につなげる。

 ネットワークに参加したのは青森、岩手、宮城、福島4県のほか、一般財団法人「3・11伝承ロード推進機構」(仙台市)、旅行会社、航空会社など83団体。

 仙台市内であった初会合で、事務局を務めるJR東の喜勢陽一副社長は「防災減災の教訓を学ぶ場所として、国内外の人が繰り返し訪れる東北を創りたい」とあいさつした。

 ネットワークは今後、伝承施設で防災減災を学びながら、東北の自然や文化、食などを満喫できる周遊ルートを作成。若年層をターゲットに新入社員研修や教育旅行先としてアピールし、東北を訪れる間口を広げるという。

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