今ではすっかり生活に溶け込み欠かせない存在となっているSNS。インターネットに接続されていれば世界中の人と、いつでも・どこでもコミュニケーションが取れることから重宝している人もいるだろう。
一方で、不特定多数の人が匿名で利用できることから突然、見知らぬ人からDMが届くこともあるようだ。
■3割が不審なメッセージを受信
しらべぇ編集部が、全国10〜60代のSNSを利用している男女1,044名を対象に調査したところ、全体の37.0%が「見ず知らずの人からSNSでDMが送られてきたことがある」と回答した。
なお、男性33.6%、女性39.8%と女性のほうがDMを受け取っている人が多いようだ。
関連記事:「隙間時間をお金に変えませんか」 SNSのメッセージで怪しい仕事の勧誘を受けた経験ある?■10代の2人に1人が経験者?
さらに、男女年代別にみていくと、もっとも割合が高いのは10代で男性は49.2%、女性に至っては58.7%と平均を大きく上回っている。
10代はSNS世代であり、情報収集目的やコミュニケーションツールとして利用している人の母数も多く、中にはアイコン画像を自分の写真を設定している人もいるだろう。出会い目的で利用している人からのメッセージが送られてくる可能性も考えられる。
また、年齢とともに割合が徐々に減っているものの、60代においても3割弱と4人に1人の割合で、DMを受け取っていることが少々気がかりだ。SNSのDMを利用した詐欺や勧誘が蔓延しているので、騙されないよう注意していただきたい。
■怪しい画像が…
実際に、知らない人からDMが届いた経験がある人に話を聞いてみた。
「外国人男性から突然メッセージが送られてくることがしばしば。やりとりをしているうちに『My sweet honey』『My love』というメッセージや怪しい画像が送られてきて…即ブロックしました(笑)」(20代女性)
「まったく知らない人からメッセージがきた際、友達の友達と表示されたの返信したら、突然起業セミナーの案内が。もちろん無視しましたが、それ以降リアル友達以外のメッセージは拒否しています」(30代男性)
「知らない男性から『写真かわいいね』『ご飯行かない?』『普段何してるの? 』などが一方的に送られてきました。怖くてそのあとはアカウント非公開にしました」(10代女性)
SNSは世界中の人とコミュニケーションを取れる便利なツールだが、詐欺、アカウント乗っ取り、など様々なリスクが潜んでいることを忘れてはいけない。見知らぬ人からの連絡にはくれぐれもご用心を。
(文/しらべぇ編集部・桜花ななこ)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年5月17日~2019年5月22日
対象:全国10代~60代のSNSを利用している男女1,044名 (有効回答数)