「愛してます」ジャニー喜多川氏の性加害に“沈黙”守る堂本剛が、ソロライブ最後に手向けた愛の言葉

(堂本)剛くんと一度話した時に“グループ名を変えないといけないグループもいるよね”って聞いたときに、そういった意味では“KinKi Kidsも変えてもいいんじゃないか”というところまで話が出ました】

 ミュージカル『チャーリーとチョコレート工場』公開ゲネプロが行われた10月8日、単独会見を開くとジャニーズ事務所の社名変更に伴い、『KinKi Kids』のデュオ名変更も視野に入れていたことを明かしたKinKi Kids・堂本光一。

 そして【(ジャニー喜多川氏の作品や思いを)十字架にして、自分として表現していかなければいけない】と、あらためてジャニー氏との“訣別”宣言もしてみせた。

「9月7日の藤島ジュリー景子氏や東山紀之新社長らによる会見後、会員サイトにて《恩師だった彼への思いも改めなければなりません》と吐露していた、ジャニーさんの“右腕”とも呼ばれた光一だけに、この発言は勇気がいるものだったでしょう。

 一方で性加害問題が明るみになって以後、光一らジャニーズタレントが声明を出していく中で、いまだに沈黙を守っているのが剛。かつての“スペオキ”として、また“愛を誓った”身としてジャニーさんの真実を明かしてほしいところ」(芸能リポーター)

 1997年のKinKi Kidsデビュー以前よりジャニー氏の“お気に入り”として寵愛を受け、ドラマ出演やソロ曲もあてがわれた堂本剛。そんな恩師が他界した2019年7月には、

ジャニーさんのおでこにチューをしました

《涙は流さずにこの体と心へと彩ってあなたを愛しているという 変わらない毎日を大切に生きていくよ 愛しているよ ありがとう 宇宙一 大好きだよ》

 まるで歌詞のようなジャニー氏への“愛と感謝の言葉”を手向けていた。

「またジャニーさんが亡くなった翌日、気丈にもソロライブのステージに立った剛は“お別れに、ジャニーさんのおでこにチューをしました”と、ご遺体にキスをしたことを告白しています。

 それだけ深い愛情を抱いていた彼は、会見で“鬼畜の所業”と断罪した東山社長、そして訣別宣言をした光一をどんな思いで見ていたのか。繊細な性格を思うと心配です」(前出・芸能リポーター)

 光一の会見から2日後の10月10日、ソロプロジェクト『.ENDRECHERI. Ballad of FUNK』の初日に立っていた剛。東京で4公演、奈良で2公演が開催されるミニライブツアーは、“バラードライブ”の名目だけに「“寝ないでくださいね”との剛の静かな呼びかけと共に開演しました」とは、アイドル雑誌に寄稿する芸能ライターの話。

「あの頃の自分はつらかったんやろな」

「気になるMCですが、“家族や仲間”“平和”について語りかけることが多く、ところどころで楽曲にかけて“自分を見失わないようにするのは難しい”、“あの頃の自分はつらかったんやろな”などと考えさせられる話も。全体を通して“何ていうのかな〜”と言葉を選びながら発言に気をつけている印象でしたね」

 そして最後の曲『街』を歌い終えると、ステージ上にこんなメッセージが映し出されたようだ。

《いつの日も傍にいてくれてありがとう 愛してます》

「もちろんファンへのメッセージでしょう。結局、ライブ中は最後まで“ジャニーさん”が彼の口から出てくることなく、やはり事務所からNGとされているのか、それとも思い出を汚したくない一心で封印しているのか。

 ただ、こんな状況でステージに立って歌えること、そしてファンが支えてくれるから歌えることを改めて実感したライブになったことでしょう。それこそジャニーさんと同じく、いや、それ以上に愛を捧げてくれたファンには感謝しきれませんね」(前出・芸能ライター)

 ライブツアーは10月11日公演を含めて残り5日。恩師への愛と感謝の言葉は述べられるのだろうか。

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