求人情報サイトを運営するビズヒッツ(三重県鈴鹿市)は、手取り25万円の男女426人を対象に実施した「手取り25万円できついと思うことに関する意識調査」の結果を発表した。
まず「手取り25万円でキツイと思うのはどんな時か」と尋ねたところ、1位は「欲しいものを買えない」(101人)、2位は「イレギュラーな出費への対応」(61人)、3位は「あまり貯金ができない」(60人)、4位は「常に予算を気にする」(42人)、5位は「外食ができない」(27人)という結果になった。
1位の「欲しいものを買えない」と回答した人からは「洋服・音楽ライブ・ゲームなど、自分の趣味に支出するのを我慢しなければいけない」(20代男性)、「欲しいブランドがあっても高くて買えず、プチプラで似たようなものを探す」(30代女性)といったコメントが寄せられた。
2位の「イレギュラーな出費への対応」と回答した人からは、「結婚式のような特別な出費があると、すぐに赤字になる」(20代女性)、「日常生活はそれほど不自由ではないが、家賃の更新や車の買い替えのときは厳しくなる」(40代男性)という意見があった。
次に「理想の手取り額はどのくらいか」と質問したところ、理想の手取り額の平均は35.7万円だった。多くの人が「手取り30万円程度」を理想としていて、「6割以上を生活費にあててしまうこともあるので30万が理想」「50万円、100万円が理想」といった声が挙がった。
最後に「いま転職を考えているか」と尋ねたところ、「転職活動中」「考えている」「少し考えている」と回答した“転職を検討している人”が、合計60.6%との結果になった。
転職を考えている人からは「10年以上同じ会社に勤務しているのに給料がほとんど上がらず、貯金ができないから」(40代男性)、「業務量に対して所得が低いと感じるため」(20代男性)といった意見があった。
一方、転職を考えていない人からは「給料面には不満があるものの、人間関係も仕事内容もよいから」(20代男性)、「スキル的に収入アップの転職は見込めないから」(40代男性)というコメントが寄せられた。
調査は7月2〜17日にインターネットによる任意回答で実施。手取り25万円の男女426人(女性260人/男性166人)を対象に行った。