「揚げ物専用」冷凍自販機 牛タンのカツ、石巻産カキフライなど5種

仙台市の食品卸売業かね久は、冷凍の揚げ物商品をいつでも買える自動販売機「仙台パン粉食堂」を若林区卸町2丁目の本社前に設置した。30日に稼働を始め、仙台名物の牛タンを使ったカツ、石巻市産のカキフライなどを販売する。

仙台・卸町にきょう登場

 扱う食品は、低温熟成でうま味を引き出した三元豚のロースカツやヒレカツ、むき身で約15センチの大型ブラックタイガーのエビフライなど5種類で、油で揚げて仕上げる。素材を引き立てる下味を付け、相性のいいパン粉で包み込んだという。宮城県内の食品関連3社と連携して開発した。

 遠藤伸太郎社長(50)は「規格外の食材も生かし、フードロス削減につながる。専門店に引けを取らない味を自宅で揚げたてのうちに楽しんでほしい」と話す。本社前のほかに、県内や首都圏に10台を年内に設置する予定。大規模災害時には、自販機内の商品を非常食として無償提供する。

 価格は「仙台発祥 牛たんカツ」が4本入り1000円、「宮城県産

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