「新しい利府」へ応援歌 次期町総合計画でPRソング完成 動画投稿サイトで公開

宮城県利府町のPRソング「未来(ミラクル)チャレンジャー」が今月完成し、17日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。歌作りは次期町総合計画(2021~30年度)の策定に伴う事業の一環で、仙台市を拠点に活動するエンターテインメント集団「ニホンジンプロジェクト」が歌作りに協力した。新たなまちづくりに挑む町民を応援する、元気あふれる歌になっている。

 「未来チャレンジャー」は、理不尽な困難でも利府人の誇りを持って立ち向かう町民を表現した。歌の中では、未来チャレンジャーという言葉とともに「リフジンだって 誇りを」という歌詞が要所に出てくる。
 20年の東京五輪サッカー会場の開催地を連想させる「聖火」という言葉を入れたほか、特産の梨を「白い花はやがて黄金色の果実へ」と比喩的に表現した。
 歌詞作りは、昨年10月の十府の里フェスティバルでの寄せ書きと、同11月の同町交流型起業支援施設「tsumiki」でのワークショップが基礎になった。ニホンジンメンバーのエムサイズ佐久間(本名佐久間徹)さん(29)らも参加し、「夢」「誇り」「五輪」などをキーワードに作業を進めた。
 町は当初、名所などをPRする内容を想定したが、ニホンジン側が「町主催のイベントに多くの町民が集まり驚いた。まちづくりに挑戦する皆さんを後押ししたい」と提案し、町民応援ソングになった。
 ユーチューブでは、歌に合わせて名所やワークショップの様子などを盛り込んだミュージックビデオとメーキングビデオ、JR利府駅前の「りふレ横丁」の紹介動画の計3本を公開している。
 今後のPRソングの活用について、町は役場庁舎や各種イベントでのBGM、小中高生らによるダンスコンテストなどを考えている。連絡先は同町政策課022(767)2115。

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