世界で猛威を振るい、最も強力なコンピューターウイルスと呼ばれた「Emotet(エモテット)」が復活したことが2日分かった。国際的な捜査でいったんは制圧されたが、作成方法や運用ノウハウを継承したハッカー集団がいるとみられる。国内でも感染を確認。専門家は今後活動が活発化する恐れがあるとして注意を呼び掛ける。
セキュリティー企業「LAC」によると、復活したのは11月15日ごろ。日本国内の組織にも17日までに感染を狙った攻撃メールが十数件届き、一部は感染が確認された。
エモテットは、取引先や知人からの返信を装ったメールを送り付け、添付ファイルを開くと感染する。