厚生労働省の2021年の資料によりますと、1人の女性が産む子どもの数の指標となる合計特殊出生率が2020年は1.34と5年連続で前年を下回るなど、今後の人口減少が予測される日本。そんな日本における人口の増減率は、直近5年でどのような推移となっているのでしょうか? 【画像:ランキング47位~1位を見る】 今回は国勢調査のデータをもとに、2015~2020年の5年間における、人口増減率が高い都道府県ランキングをお送りします。 ※各順位()内の数値は、各都道府県の人口増減率です。 (出典:総務省「令和2年国勢調査 人口等基本集計」)
●第3位:神奈川県(1.22%)
第3位は神奈川県でした。2020年における直近5年間の人口増減率は1.22%です。 2020年の「住民基本台帳人口移動報告」によれば、神奈川県の転入超過数は約3万人となっており、これは1都3県の中では2番目に高い数値です。2020年における総人口数は924万人となっていますが、2050年には約810万人にまで減少すると推測されています。
●第2位:沖縄県(2.37%)
第2位は沖縄県でした。2020年における直近5年間の人口増減率は2.37%です。 沖縄県は総人口に対する19歳以下の割合が22.24%と全国トップの値で、1人の女性が生涯に産む子供の数を示した合計特殊出生率では1.86と、こちらも2020年時点で全国最高の数値となっています。なお同県は、2020年時点における2030年の人口予測で、唯一増加が予測されている県です。
●第1位:東京都(3.94%)
第1位は東京都でした。2020年における直近5年間の人口増減率は3.94%です。 2020年の「住民基本台帳人口移動報告」によれば、東京都の転入超過数は約3万人となっています。一方、2020年時点の合計特殊出生率は1.13と全国最低になりました。リモートワークの普及などによる地方移住者の増加により、今後都内の人口は減少していくことが予想されます。