気象庁は1日、今年の梅雨の入りと明けの時期の確定値を発表した。梅雨明けは速報値で1951年の統計開始以降、最も早い6月29日とされた東北南部と、7月26日とされた東北北部は、いずれも特定できないとした。梅雨明けが特定できないのは南部が2017年以来で6回目、北部は20年以来で8回目。
気象庁によると、6月下旬に高気圧が張り出して東北南部を覆ったが、その後後退し、7月中旬には寒気や低気圧の影響で雨が多くなった。8月上~中旬も前線や低気圧、湿った空気の影響を受けた。
東北の日本海側と北部は8月の月降水量がそれぞれ平年比で240%、279%と46年の統計開始以降、8月の最多を記録した。
速報値では南部、北部とも6月15日だった梅雨入りは、確定値でいずれも6月6日ごろと修正された。