「最長」ドッグ11日発売 最上名物と、長町のパンがコラボ

仙台市太白区長町3丁目で、障害者の就労支援を行っているパン店「おいしいパン屋さん」が、山形県最上町の前森高原の名物ソーセージを使ったホットドッグ「最長20センチドッグ」を考案した。11日に発売する。最上町の有志が今夏、長町のイベントに出店したのが縁で商品化され、毎月第2土曜日に店頭販売する予定。関係者は「最上と長町の友情を記念する新たな名物にしたい」と意気込んでいる。
 20センチドッグは、からしバターを塗ったパンの内側にレタスを敷き、デミグラスソースを絡めたソーセージと、パセリ、ゆで卵を挟んだ。名前は、最上と長町から1字ずつを取り、前森高原で製造された19~20センチの「手造りソーセージ」の寸法も表している。
 NPO法人「あなたの街の三河やさん」が営む「おいしいパン屋さん」の店頭で、最上町の農家有志が第2土曜日に農産物の販売を始めるのに合わせ、20センチドッグも当日限定で販売する。
 三河やさんが毎年夏に開く「ながまち夏まつり」の出店募集を知った最上町民有志が今年初めて参加したのがきっかけで交流が生まれ、提携企画が実現した。
 開発を手掛けたパン店の加藤美枝チーフ(45)は「前森高原のソーセージが持つ肉の風味と歯応えを最大限に生かして仕上げた」と語る。
 パン店では、障害者が調理や接客を担う。橋渡し役を務めた最上町観光協会職員の小林守さん(43)は「障害者の就労を応援していく中で、20センチドッグが都市と農村交流のシンボルになればうれしい」と話している。
 1個250円。連絡先は、おいしいパン屋さん022(738)7850。

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