「東北の魅力、ハワイに伝える」仙台-ホノルル線6月就航

米ハワイアン航空のマーク・ダンカリー代表取締役兼最高経営責任者(CEO)は10日、仙台市内で記者会見し、国際定期便仙台-ホノルル線の6月就航に向け「アメリカ本土とハワイの人々に東北の魅力を伝えるのも使命のひとつ」と語った。
 ダンカリー氏は会見で「仙台圏を含む人口300万人の南東北は重要な地域。需要が高まれば、増便を検討したい」と明言。旅行業者と連携して東北全域から利用客を集め、「80%の搭乗率を目指す」とした。
 この後、宮城県庁で村井嘉浩知事と懇談し、「東日本大震災に衝撃を受けた。復興の一助になるよう最善を尽くす」とあいさつ。村井知事は仙台空港の民営化方針に触れ、「民営化で着陸料が下がれば増便につながる可能性がある。連日運航に向けバックアップしていきたい」と語った。
 仙台-ホノルル線は、6月26日から週3往復運航する。既存の札幌-ホノルル線と統合する形で、仙台発は札幌経由、ホノルル発はノンストップ。同線の定期便運航は、日本航空が2003年に停止して以来となる。

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