東北6県と新潟県の情報発信拠点事業「東北ハウス」の「バーチャル開催」が、24日にウェブ上で始まる。7日に終了した東京・秋葉原での「リアル開催」に続き、東日本大震災の復興支援に対する感謝のメッセージや7県の魅力を紹介する特別映像を公開する。来年1月24日まで。
7県の夏祭りや景勝地を撮影した約20分の特別映像は、リアル開催では半円形の巨大パノラマスクリーンで上映した。バーチャル開催では仮想現実(VR)技術を活用し、目の前に同じスクリーンがあるような雰囲気で視点を上下左右に動かしながら視聴できる。
サイトは英語、中国語、韓国語に対応。新型コロナウイルスの感染拡大でリアル開催の集客が制限されたため、特に海外への情報発信強化を狙う。実行委は「来日がかなわないお客さまにも復興支援への感謝を伝えたい」と説明する。
東北ハウスは7県と仙台市、経済界などでつくる実行委員会(委員長・海輪誠東北経済連合会会長)の主催。リアル開催は7月22日から計17日間で約5300人が訪れた。