「模範的な」屋外催しに補助金 仙台市が25日から申請受け付け

仙台市は新型コロナウイルスの感染防止策を適切に講じた「屋外モデルイベント」を対象とした補助制度を創設した。24日に市役所で説明会を開き、25日から申請を受け付ける。屋外イベントの中止や延期が相次ぐ中、「新しい生活様式」を取り入れた開催ノウハウを確立することで、消えた街のにぎわいを取り戻す。
 補助対象は、おおむね3000平方メートル以上ある市有屋外施設を会場とし、9月17日~11月30日に開く飲食や物販、音楽演奏を伴うイベント。市は勾当台公園市民広場(青葉区)、西公園(同)、榴岡公園(宮城野区)を会場とした催しなどを想定する。
 イベント経費のうち手指消毒液やサーマルカメラ、ビニールシート購入などの感染症対策費、運営スタッフの人件費、会場の設営費や警備費、看板製作費、広報費などの4分の3を600万円を上限に補助する。出演料や音響・照明関連費、飲食代は対象外とする。
 主催者には国の基本的対処方針や市のガイドラインに沿い、事前に感染症対策マニュアルを策定するよう求め、イベント終了後に妥当性や改善点を検証し、報告書を提出してもらう。
 説明会は24日午前10時、事前申込制で開催する。補助金の申請は25日~9月9日に申請書、事業計画書、感染予防マニュアルなどの必要書類を東北連携推進室に郵送か持参する。
 連絡先は同室022(214)8496。

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