「毎日新しい情報に触れている人ほど健康的な生活を送る」という研究結果

みなさんは日頃、テレビやネット、新聞、雑誌などからどれくらい多くの情報を得ているだろうか。普段はあまりテレビを見ないし、ネットもしないという方もいるかもしれないが、どうやら健康のためにはメディアを活用してより多くの情報に触れたほうが良いようだ。
最新の研究によると、毎日新しい情報に触れている人ほど健康的な生活を送る傾向があるという。
イタリアのアメリコ・ボナンニ医師率いる研究チームは、1000人の成人を対象に、情報に触れる頻度と食事などの生活習慣に関する調査を行った。その結果、日々新たな情報に触れている人のほうがそうでない人に比べて、利用する媒体にかかわらず、健康的な生活を送っていることがわかった。
これまでは、テレビやネットを見る時間が長くなるほど運動不足や間食の増加を引き起こすとして、メディアの利用は健康にあまり良い影響を与えないとされることが多かったようだ。しかし、今回の調査ではまったく逆の結果になったのだ。
教授は、「テレビやネットなどから得る情報のなかには健康に関するものも多く、普段からメディアを良く利用する人はそのような情報に触れる機会も自然に増えます。人は新たな情報を得るにつれて、自分自身の健康や生活習慣などを意識し始め、その結果より良い生活を送るようになるのです」と説明している。
「メディアが不正確な情報を発信することもあり、すべてが信頼できるわけではありません。この分野のさらなる研究も必要となりますが、少なくとも今回の結果は健康を考えるうえで有益なものとなるでしょう」とのこと。
いずれにしても、メディアの利用頻度にかかわらず、溢れる情報を上手く取捨選択することは重要である。自分に有益だと判断した情報を上手に活用して、より良い日々を送っていきたいものだ。
参照元:Mail Online(英文)

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