宮城県気仙沼市が東日本大震災後、全国の応援団を募ろうと開設した「気仙沼ファンクラブ」の会員数が1万人を超えた。国外も含め、世代を超えた支援者が気仙沼を温かく見守っている。
募集開始は2013年3月11日。入会条件は(1)気仙沼を応援したい市外在住者(2)震災以降に気仙沼に来た移住者-のいずれか。6月14日現在で1万21人が登録した。
ファンは47都道府県に広がる。最多は東京都の1898人で宮城県(1702人)よりも多い。3番目は埼玉県(1336人)。米国など海外の会員も17人いる。年齢層は10代未満から90代まで幅広い。
会員には月1回、気仙沼の復興状況を伝えるメールマガジンが配信される。市内にある協力店で木札の会員証を見せると割引などのサービスも受けられる。
ファンクラブ事務局がある市地域づくり推進課の担当者は「国内外に気仙沼を応援してくれる方々がいるのは心強い。大変ありがたい」と感謝している。
地域づくり推進課の窓口に直接申し込むか、郵送やファクスで入会できる。入会は無料。連絡先は同課0226(22)3409。