「氷の世界」耐える明王 石巻・白馬ケ滝

20日は二十四節気の一つ「大寒」。石巻市三輪田では上品山(466メートル)の中腹にある白馬ケ滝が凍り付き、東日本大震災に耐えた不動明王も氷に覆われた。
白馬ケ滝は修験の滝として信仰を集めてきた。不動明王は高さ約1メートルの石像。滝の中央に鎮座し、水に打たれている。
一年で最も寒さが厳しいころとされる大寒の朝。石巻の最低気温は氷点下0.9度。山道を30分ほど上った滝周辺は冷気に包まれ、不動明王も表情を隠すかのようにつららが垂れ下がった。
滝の麓にある新寺地区の松川きよ子さん(67)は「震災にびくともしなかったありがたいお不動さんも、この時季だけは寒そう」と話した。

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