「法案成立へ議論加速を」宮城知事ら出席 道州制フォーラム

村井嘉浩宮城県知事が共同代表を務める道州制推進知事・指定都市市長連合主催のフォーラムでは、与野党から道州制基本法案の実現に前向きな意見が相次いだ。村井知事は「法案の早期成立に向け、さらに議論を盛り上げたい」と述べた。
 開会あいさつで村井知事は「道州制は明治維新以来の大改革となる。国論を二分した議論になるだろうが、世界の動きに素早く対応するには国の負担を軽くし、地方が役割の多くを担わなければならない」と訴えた。
 首長連合からは副代表の古川康佐賀県知事、阿部孝夫川崎市長が出席。会場では道州制の賛否などに関するアンケートを実施し、今後結果を公表するほか、参院選を見据えて各党への働き掛けを強める方針だ。
 終了後、報道関係者の取材に応じた村井知事は「下から積み上げても話は止まってしまう。上から大きなテーマを示して動かすことが重要」と指摘し、「東北は広域連合どころか、広域連携すらもなかなか進まない現状だが、基本法ができれば議論を開始せざるを得なくなる」と話した。

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