「特待生問題と推測」県連盟会長が見解 東北高出場辞退で

 宮城県高校野球連盟の木村淳理事長は22日、東北高が春の県大会地区予選の出場を辞退したことについて「特待生問題がかかわっていると推測し、申し出を受理した」と述べ、同校のスポーツ特待制度が日本学生野球憲章に抵触すると判断し、辞退したとの認識を示した。同校の小沢野球部長は同日、辞退理由を「諸般の事情としか申し上げられない」と話すにとどまった。

 日本高野連はスポーツ特待制度について実態を調査し、特待制度を受けていた選手は5月末まで対外試合の参加を差し止める方針を固めていた。田名部和裕参事は同日、「東北高が日本高野連の方針を受けて辞退を判断したとすれば、全国で初めての措置。他校から辞退の申し出はないが、今後出てくると考えられる」との見方を示した。

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