気象庁は1日、7月の天候まとめを発表した。平均気温は、上旬は北日本(北海道、東北)で、中旬は東日本(関東甲信、北陸、東海)で、それぞれ上・中・下旬ごとの統計を取り始めた昭和36年以降、最高だったことが分かった。
だが、台風6号が日本列島に接近したころを境に暑さは失速。台風が上陸した高知などで記録的雨量となったほか、新潟・福島も月末に豪雨に見舞われた。
同庁が、全国の気象台や測候所など154地点の観測データから解析した結果、北日本の平均気温は上旬(1~10日)に平年を3.0度、東日本は中旬(11~20日)に2・9度上回った。
地域気象観測システム(アメダス)の観測結果では、高知県馬路村では7月19日、1日に降った雨量としては国内最多記録を43年ぶりに塗り替える851.5ミリを記録した。