2014年サッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会のPRで来日している「サッカーの王様」ペレ氏が17日、東日本大震災の被災地、宮城県名取市の市立不二が丘小学校を訪れ、サッカーボールを贈った。
ペレ氏は「ブラジル国民を代表して励ましの言葉を届けに来ました」とあいさつ。子どもたちが求めるサインや握手に笑顔で応じた。ペレ氏を一目見ようと、100人以上の住民が小学校に集まった。
同市閖上地区の自宅と通っていた学校が津波で被災し、不二が丘小に間借りしている市立閖上小の5年、工藤精修君(10)と弟の2年、丈武君(8)は、ペレ氏からポルトガル語で「友達」と書かれたサインをもらった。サッカーが大好きという丈武君は「もっと練習して将来は日本代表になりたい」と目を輝かせていた。