「現代の名工」150人発表 日本料理の田村さんら

 厚生労働省は9日、日本のものづくりを支える卓越した技術を持つ第一人者を表彰する平成22年度の「現代の名工」150人を発表した。10日に東京都港区の明治記念館で表彰式が開かれる。
 選ばれたのは、原子力発電機器の金属容器の製作を手がける製缶工、岡田節男さん(54)=茨城県▽料理を通じた教育活動などに尽力する日本料理調理人、田村隆さん(52)=東京都▽社寺建築の技能に優れ、国の文化財保存に貢献した大工、平良次さん(63)=京都府=ら。
 最年少はX線応用装置組立・調整工、渡辺秀(すぐる)さん(38)=茨城県、最高齢は人形製造工、荒井久彌(きゅうや)さん(85)=福島県=だった。現代の名工は昭和42年度から表彰が始まり、表彰者は今年度で計5138人。毎年秋に選ばれ、褒賞金10万円などが贈られる。

タイトルとURLをコピーしました