「甘酒ヨーグルト」がヒット商品に

　日本酒「小鼓（こつづみ）」で知られる兵庫県丹波市の酒造会社「西山酒造場」（西山周三社長）と、地元の「兵庫丹但酪農農業協同組合」（塩見忠則組合長）が、ノンアルコール飲料「甘酒ヨーグルト」を共同開発した。インターネットで販売し始めたところ、８月以降に３千本売れるヒット商品になっている。
　商品は、国の「農商工等連携事業」の認可を受けて開発。同組合内で日本酒の原料になる米と米麹に、同組合でつくった発酵乳を加えて製造している。無添加、無糖ながら、さっぱりとした天然の甘みがする飲むヨーグルトで、子供から大人まで楽しめるという。
　西山社長は「子供にもおいしく飲んでもらい、将来の日本酒ファン開拓につなげたい」と意気込み、同組合でも「いわゆるＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）方式なので在庫の心配がない」とメリットを語る。
　１５０ミリリットル入り６本セットを２１００円（税・送料込み）で販売。問い合わせは、同社（（電）０７９５・８６・０３３１）。