自民党が8月21日、党総裁選の広報用ポスターを発表した。キャッチコピーは「時代は『誰』を求めるか? THE MATCH」とあり、真っ赤な同フレーズを囲むように、歴代の総裁の写真がずらりと並んでいる。ポスター制作にはAIを活用したという。
このポスターをめぐる、モデルでタレントのトラウデン直美のコメントが注目を集めている。8月21日放送のTBS系『NEWS23』の中での発言だ。
「彼女はこのポスターについて『おじさんの詰め合わせ』と苦言を呈したのです。たしかに歴代総裁の“おじさん”だらけですが、さらにそれをお菓子のように“詰め合わせ”と表現したことで、ネット上では視聴者が様々な反応を見せています」(週刊誌記者)
Xではこの発言に《おじさんの詰め合わせわろた》《トラウデン直美、最高》などと面白がる声もあるが、どうも少数派の模様……。
《ハラスメントではないのか?何様なの?とても嫌悪感を感じる》
《これ、「おばさんの詰め合わせ」とか政治家が言ったら大騒ぎだと思うが。なぜ自分だけ許されると思うのか》
《年齢から実際に見たことはなくても読んだり聞いたりしていれば、こんな情ないコメントにはならないだろうに》
《トラウデン、アウトだな この人綺麗事の反差別語っていたが 男性差別か!?》
多くが不快感を示している。最近、何かと話題になる“おじさんヘイト”の一種と捉えられているのかもしれない。
「トラウデンさんは面白いコメントをしたかったのだと思いますが、ネットの反応を見る限り失敗してしまった印象です。彼女は環境問題に関する発言で繰り返し物議を醸した過去があり、『環境チンピラ』とイジられたことも。今回も揶揄する意図はなかったと思われ、タイミングが悪かったのでしょう」(同前)
コメンテーターとしてやっていくのなら、もう少し言い方を考えたほうがよかったのかもしれない。