「目の健康」に欠かせない食べ物3つ

何だか最近視力が落ちてきたなぁ、と気になっている方はいらっしゃいませんか? スマートフォンやパソコンのモニターの見過ぎでみるみる視力が……なんて人、少なくないはず。

も ちろん視力低下の原因はいろいろとあり、目の疲労でピントを合わせる筋肉が弱っていたり、白内障や糖尿病の合併症、加齢黄斑変性(網膜の中心部分にある黄 斑の健康が害される病気)に罹患(りかん)していたりと人それぞれですが、そうした視力低下の防止に役立つ食べ物があるとご存じですか?

そこで今回は、米国の国立眼病研究所やオーストラリア政府、厚生労働省の情報を参考に、目の健康維持に欠かしたくない食べ物をまとめました。

 

■1:ホウレンソウ

目にいい食べ物の代表格は、ホウレンソウです。緑黄色野菜であるホウレンソウには“ルテイン”と呼ばれる色素の一種が含まれており、そのルテインには強い抗酸化作用があると分かっています。その作用は、目(水晶体や網膜)の健康維持にいいとか。

また、ホウレンソウには目の筋肉の疲労回復に前向きな働きをするビタミンC、ビタミンEも多く含まれています。その他、カボチャ、ニンジン、パプリカなどの緑黄色野菜も目にいいので、積極的に摂取したいですね。

 

■2:イチゴ

イチゴも目の健康維持に役立つ代表的な食べ物です。イチゴにはビタミンCが多く含まれていますが、ビタミンCは角膜や網膜の健康維持に不可欠だとか。

しかも、調理なしでぱくっと食べられるので補給源としては理想的です。イチゴの時期には積極的に食卓に並べてみてください。

ち なみに厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2015年)』では、1日100mgのビタミンC摂取が成人女性の場合は理想とされています。中サイズのイチゴ 1粒には10mg程度のビタミンCが含まれています。その他、ミカンなどの果物やその他野菜にも豊富に含まれているので、野菜と果物をバランスよく食べた いですね。

 

■3:マグロ

多価不飽和脂肪酸も目の健康維持にいいと分かっています。多価不飽和脂肪酸は動脈硬化や血栓を防ぎ血圧を下げるなどの働きがあるので、毛細血管の集中した目の周りの健康を守ってくれるとか。

多価不飽和脂肪酸はマグロだけでなく、イワシ、カツオ、タイ、ブリ、サバ、ハマチ、ウナギ、サンマなど魚の脂に多く含まれているので、積極的に摂取したいですね。

ち なみに上述の『日本人の食事摂取基準』で、多価不飽和脂肪酸(n-3系)の目安の摂取量は、10代後半から40代の女性で1日1.6gとされています。例 えばサンマ1尾に4gほど、サバの切り身1切れに5gほど入っていると考えれば、それほど難しいハードルでもないと思います。

肉食に偏っている人は、意識的に魚も食べてみてください。

 

以上、目の健康に欠かせない食べ物を3つご紹介しましたが、いかがでしたか?

食べ物に気をつけるだけでなく、目の休養や、目の周りにある骨のマッサージ、蒸しタオルの利用、サングラスの着用などを行うことも目の健康には重要です。ぜひ、参考にしてみてください。

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