政府は、スギの伐採や治療薬の増産を含む総合的な花粉症対策を取りまとめ、およそ30年後には「花粉発生量の半減を目指す」としています。
岸田総理大臣:「花粉症はこれまで長い間、実効的な対策が行われず、いまだ多くの国民を悩ませ続けている我が国の社会問題と言えるものです」
発生源対策としては、10年後にスギの人工林を「およそ2割減少させることを目指す」としました。
花粉の飛散対策では、AI(人工知能)を活用した飛散予測に特化した気象情報の提供などを挙げています。
治療対策として舌下(ぜっか)免疫療法の治療薬を今の年間25万人分から5年以内に年間100万人分に増産することなどが盛り込まれました。