「終末まで100秒」変わらず=極めて危険な状況継続―米誌

【ワシントン時事】米科学誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」は20日、世界の終わりまでの猶予時間を象徴的に表す「終末時計」の針について、人類滅亡を示す午前0時まで100秒で据え置くと発表した。2020年に過去最短の100秒に設定され、昨年も据え置かれていた。

 同誌は声明で「核兵器や気候変動、破壊的なテクノロジー、新型コロナウイルスが引き続き危険な脅威をもたらしている」と説明。「(針の据え置きは)国際安全保障状況が安定したという意味ではなく、むしろその逆で、世界が極めて危険な状況から抜け出せていないことを示している」と警鐘を鳴らした。 

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