昨今、たびたび世間を騒がせてきた飲食店での迷惑行為、およびその動画投稿。スシローで醤油さしを舐める映像を投稿した少年は、運営元の「あきんどスシロー」から6700万円の損害賠償請求を起こされ（後に調停成立）、「くら寿司」では逮捕者も出た。
こうした事案は大々的に報道されており、浅はかな行為の報いの大きさは知れ渡ったはずなのだが……またしても同じ轍を踏む若者が現われたようだ。
場所は某ラーメン店で、SNSでは憶測が広がっているもののまだ店の特定はされていない。
「TikTokにアップされたと思われるその動画は、中高生くらいの若者集団がラーメン店でふざける行為をおさめたものです。
仲間からラーメンのスープで頭を洗うよう、そそのかされた金髪の少年が、どんぶりに頭を近づけ、右手でスープをすくって髪の毛をゴシゴシしました。
さらに、仲間から『まだまだまだ』『ブクブクやって』などと煽られ、今度はスープに顔面を突っ込み、レンゲですくったスープを自分の髪にかけたのです。周りはまだ続けさせようとしましたが、当人が『もうヤダ、やめよう』と言って動画は終わりました」
この動画を見つけたユーザーがXにアップすると瞬く間に拡散。コメントが殺到した。
《中学生？高校生？考える脳みそないんか！！いくらガキでもその歳なら良い事悪い事わかるやろ！》
《この動画が永久に残るリスク。しばらくして恥ずかしさを覚えても打つ手なし。誰も気づきませんように、と願う毎日。で、忘れた頃にSNSに登場する》
行為に及んだ若者を慮る声も寄せられているが、前例から考えて、人物と店舗が特定されるのは時間の問題だろう。コメント欄には嘆息があふれているが、《何よりおもんない》との意見も――。
冒頭で触れた「あきんどスシロー」の件では、6700万円請求された少年の母が、本誌取材に、
「（途切れそうな声で）あと先を考えずに、軽はずみな気持ちでやってしまって……。たぶん調子に乗っていたのだと思います。（息子は）自分がやってしまったことがたいへんなことになってしまって、どうやっておわびすればいいのか、混乱している状態です」
と悲痛に語っている。笑ってすまされる話ではないのだ。
