「脱糞民主党」投稿者を立憲が刑事告訴→不起訴 岡田幹事長「必要に応じて…」今後に含みか

  立憲民主党の岡田克也幹事長は2024年5月7日の定例会見で、立憲民主党のロゴを排せつ物のロゴを使って改変し、「脱糞民主党」とツイッター(当時、現X)に投稿した男性を刑事告訴したことについて、「名誉棄損にあたりかねないようなことを言うということが、自由に言えるわけではない」などと述べた。

   今後については「ひとつひとつ判断しながら、必要に応じて対応していく、ということは申し上げておきたい」と話し、同様の対応に含みを持たせた。

「警察、検察の判断ですから、尊重されるべきだというふうに思います」

   刑事告訴されていたのは「パンパカ工務店」を名乗るXアカウント。立憲民主党の県議が使用した焼肉店の個室に人糞が放置されたという事案を報じた週刊文春の記事に関連して、22年5月、「脅威の下ネタ団体 脱糞民主党」といったコメントともに、立憲民主党のロゴの一部を排せつ物と置き換えたイラストを投稿していた。

   立憲は発信者情報の開示手続きを経て、名誉棄損罪で刑事告訴していた。このアカウントは、24年4月26日に

「当方弁護士が検察と意見交換する等弁護活動を続けていましたが不起訴になったと弁護士さんから連絡が来ました」

とポスト。5月3日には、プラットフォームのnoteで詳細を明らかにしていた。

「特に選挙の近いときに…」

   記者会見で不起訴処分の受け止めを問われた岡田氏は、

「警察、検察の判断ですから、尊重されるべきだというふうに思います」

と述べた上で、次のように話した。

「ただ、政党に対して、特に選挙の近いときに、名誉棄損にあたりかねないようなことを言うということが、自由に言えるわけではない。私たちもひとつひとつ判断しながら、必要に応じて対応していく、ということは申し上げておきたい」

(J-CASTニュース編集委員 兼 副編集長 工藤博司)

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