吉本興業は10月11日、“フジモン”ことFUJIWARAの藤本敏史(52)が交通事故を起こしたと公式サイトで報告。当面の間、芸能活動を自粛すると発表した。
「吉本興業が発表する直前に、フジモンさんが10月4日に東京・渋谷区で乗用車を運転中に当て逃げをした疑いがあると各メディアが報じました。被害者が警視庁に相談したことで事故が発覚し、フジモンさんは事情聴取を受けているとのことです」(スポーツ紙記者)
藤本も事故を認める謝罪コメントを発表し、《被害者の方への謝罪、そして自身の反省の時間をいただければ幸いに存じます》と結んでいる。
8月31日放送の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、「6月で通販番組の唯一のレギュラー、終わりました。見事ゼロになりました」と明かしていた藤本。9月7日放送の『ダウンタウンDX』(読売テレビ・日本テレビ系)でも“レギュラー0”を松本人志(60)にイジられ、“不幸アピール”をしていた。
いっぽう「ガヤ芸人」として存在感を発揮し、不定期出演で数々のバラエティ番組を盛り上げてきた実績も。しかし藤本の事故を受けて、ネット上では“需要のなさ”を指摘する声も少なくない。
《正直な所、フジモンさんはいてもいなくてもどっちでもいい存在。いてもいいんだけどいなくても成り立つというポジションなんだよね。いわゆる小粒芸人の1人だから自粛したから空きポジションができたから チャンスが回ってきたね。若い子には》 《本人もレギュラーゼロって言ってたし、このままフェードアウトで居なくなるんだろうけど、視聴者としては誰も困らない》 《代わりはいくらでもいるし…》
実際に藤本を取り巻く環境は、変わってきているようだ。
「芸歴34年のフジモンさんは安定感があり、大御所に対しても臆することなくガヤを被せられる人。後輩への気配りも欠かさないといいます。’19年の大みそかに木下優樹菜さん(35)と離婚して以降は、“不幸キャラ”を押し出すことで勢いが増したように思います。
しかし最近では、仕事のオファーが入ったとしても仮の状態でスケジュールをキャンセルされてしまう『仮バラシ』が多いといいます。つまり、誰かの代打として補欠扱いにされているのです。8月31日放送の『アメトーーク!』では、フジモンさんのマネージャーが厳しい実情を証言。はじめのうちは番組に呼ばれるそうですが、“次第に仮バラシが増え、オファーも来なくなる”と明かしていました。
栄枯盛衰が激しいテレビ界では、“ガヤ芸人”の入れ替わりも盛んです。加えて、これまで不祥事を起こした芸能人が仕事を失った例は、フジモンさんも知っているはず。当て逃げ事故を起こしたとなれば、以前のようなポジションで再起を図るのは容易ではないでしょう」(テレビ局関係者)
12日の「スポニチアネックス」によれば、藤本が収録を済ませている番組は14日放送予定の『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)と15日放送予定の『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の2本。「ガキ使」は予定通りオンエアされるが、「お笑い向上委員会」は協議中だという。
バラエティ特番が増える年末年始は芸人たちにとって“書き入れ時”となるが、今年は藤本にとって厳しい冬となりそうだ。