「走って、こいで」五輪つなぐ 「1000キロリレー」、青森をスタート 来月7日、東京でゴール

2020年東京五輪開幕まで1年となった24日、東日本大震災からの復興を後押ししようと、被災地から東京まで、ランニングと自転車でつなぐ「未来(あした)への道 1000km縦断リレー」が青森市でスタートした。岩手、宮城、福島、茨城、千葉各県を通り、8月7日に東京・駒沢オリンピック公園でゴールする。
 青森市の青森県観光物産館アスパムを出発した第1区では、約120人の一般参加者がシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんらゲストと1.7キロを完走。次の走者にたすきを渡した。
 走り終えた高橋さんは「復興とマラソンは似ている。すぐにゴールは見えないが、一歩一歩踏みしめながら進んだ先には笑顔が待っている」と力を込めた。
 リレーは東京都などが主催し、今年で7回目。東京五輪に向けた最後の開催となる。一般ランナーと共に、ロンドン五輪フェンシング男子団体銀メダリストの千田健太さん(宮城県気仙沼市出身)らゲストが参加する。
 都スポーツ文化事業団の真城千春スポーツ戦略担当部長は「これまで協力いただいた被災地の方々に感謝し、多くの人々の心に残る大会にしたい」と語った。
 東京までの道のり約1300キロをおよそ1900人のランナーが駆け抜ける。

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