「車を売るのは厳しくなった」日産ブランド激震

「これまでの不祥事で車の販売数が減ってダメージを受けていた。もはや『日産ブランド』で車を売るのは厳しくなった」。千葉県の販売店の男性社員(27)は20日朝、そう危惧した。

日産は昨年以降、無資格の従業員に車両の検査をさせたり、排ガスの測定データを改ざんしたりする問題が発覚したばかり。 西川 さいかわ 広人社長兼最高経営責任者(CEO)は19日夜の記者会見で「お客様にご理解いただくため、できる限り努力をしたい」と強調した。

ただ、信頼回復は難航することが予想される。別の販売店の男性店長(51)は「現場社員は不祥事に慣れてしまっている」と士気低下を心配し、「とにかく正しい情報をお客様に届ける。業績を落とさないよう頑張るしかない」と話した。

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