「転勤族」に仙台の魅力伝えたい 女性経営者有志がバスツアー企画

「転勤族の街」と呼ばれる仙台市の魅力を転入者に紹介するツアーを、地元の女性経営者有志らでつくる「仙台まちなか女子部」(仙台市)が開く。6月18日の実施に向け、参加者を募っている。

 「ようこそ仙台おもてなしバスツアー」と銘打ち、商店街の女将(おかみ)さんら女子部の部員がガイド役を務める。中心商店街を案内するほか、東日本大震災の津波被災エリアにも足を運ぶ。

 旅程は午前10時にJR仙台駅を出発。貸し切りバスで若林区の震災遺構「荒浜小」と体験型観光農園「JRフルーツパーク仙台あらはま」を見学し、4月にオープンした複合施設「アクアイグニス仙台」で各自昼食を取る。午後は荒町とクリスロードの二つの商店街を中心に街歩きを楽しんでもらう。

 定員45人、参加費3000円(高校生以下2000円)。応募は電話とフェイスブックで受け付けており、5月31日締め切り。応募多数の場合は抽選となる。転入者と地元住民の交流が主目的のため、転入者に限らず、県内在住者であれば誰でも応募できる。

 ツアーは今後も季節ごとに年数回行う計画。女子部代表の平賀ノブさん(84)は「転勤で仙台に来ても市内を知らず、友人もできずにさみしい思いをしている人が多い。人と人を結び、にぎわいをつくりたい」と参加を呼びかける。

 連絡先は事務局022(222)0158。

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