「迷惑掛けた」 東北工大、11人感染で謝罪 授業同席の学生らに注意呼び掛け

男子学生11人の集団感染が新たに判明した東北工大は16日、仙台市太白区の同大で記者会見を開き、今野弘学長が「在学生や保護者に多大な心配と迷惑を掛け、おわびする」と謝罪した。4人は大学内で対面授業を受けており、同じ授業に出席した学生延べ約300人に体調面の変化に注意するよう呼び掛けた。
 同大や仙台市によると、学生たちは今月6日に仙台市内の飲食店で計18人で宴会をした。14日に学生1人の感染が判明。15日に13人が検査を受けた結果、11人の感染が分かった。残る4人の検査結果は17日に分かる見込み。
 感染者11人のうち4人は、宴会後の今月7日以降も対面授業を受けた。マスク着用など授業中の感染対策を講じており、同大は現時点で授業中の濃厚接触者はいないとの認識を示した。
 6月4日から段階的に対面授業を再開していた。1人目の感染者が判明した今月14日から休講とし、全ての授業をオンライン方式に切り替えた。今月4日に再開したクラブ活動も全面休止とした。
 今野学長は「在校生の健康状態を把握し、安全で安心できる教育環境の確保に努める」と述べた。

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