トラック運転手の人手不足が深刻化する中、政府は大型トラック2台分の荷物を運べる「連結トラック」を導入する運送会社に、補助金を出す方針を固めた。
購入費の一部を補助することで輸送力の高いトラックの普及を促し、物流の効率化を図る。2018年度予算の概算要求に関連費用を計上する。
連結トラックは、大型トラックの後ろに荷台部分をつなげ、運転手1人で2台分の荷物を運べるようにしたものだ。一度に運べる量が増え、温室効果ガスの削減にもつながると期待されている。
しかし、普及は進んでいない。仕様にもよるが、1台の値段は約3000万円で、通常の大型トラックよりも1000万円ほど高いためだ。このため、政府が購入費の一部を補助することにした。補助は購入費の3分の1とする方向だ。