「過去の自分」が就活の敵に

【WEB充生活】
 インターネットを活用するのは就活生だけではない。企業の採用側も、説明会に参加した学生や面接した学生が、ブログやSNSでどんなことを書いているのかをチェックする。
 就活状況を記していれば、「ああ、この学生はあの会社も受けているんだな」と採用側から認識されてしまうし、日記から社風に合うか合わないかも見られている。
 ドイツでは、採用雇用判断にソーシャルメディアの利用を禁止する動きが出ているようだが、日本では議論も始まっていない。就活では、過去自分が書いた記録が自分の進路を阻むこともある。
 ネットでの発言は自由だが、それが自分の自由を奪うかもしれないことをわきまえておくことが、今後いっそう必要になってくるのだ。(博報堂DYMPメディア環境研究所 森永真弓)

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