「選手村マンション」の引き渡し“延期” 購入者が集団訴訟

東京オリンピック・パラリンピックの選手村として使われたマンション・晴海フラッグの引き渡しが1年延期されたことを巡り、購入者が当初の予定通りの引き渡しなどを求め、24日に集団提訴することが分かりました。

 24日、東京地裁に集団提訴するのは、「晴海フラッグ」の購入者27人です。

 当初は、2023年3月に引き渡される予定でしたが、新型コロナの影響で東京大会が延期されたことにより、売り主の企業側から引き渡しが1年遅れると一方的に通知されたと訴えています。

 入居予定の男性:「引き渡しが自動的に1年延期は何も努力をしていない。私たちはなぜ蚊帳の外なのか」

 購入者らは、工期を短縮するなどして2023年3月までに引き渡すよう求めていて、遅れる場合は入居までの賃貸費用の負担分など合わせて7600万円の損害賠償を求めています。

 売り主側の幹事社は「訴訟に関し、事実を確認していないため回答を差し控える」としています。

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