仙台市青葉区国分町でサケ料理専門店「銀結び」2店舗を経営するテクスチャー・オブ・ライフ(若林区)は11日、マルキン(女川町)の養殖ギンザケ「銀王」を使った水産加工品や弁当などを販売するアンテナショップ「銀結び仙台朝市店」を青葉区の仙台朝市にオープンさせる。
約17平方メートルの店舗は、5月に開設した富谷市の自社加工場で手掛ける鮭(さけ)皮せんべい、ルイベ醤油麹(こうじ)漬け、サケのハンバーグ「鮭バーグ」、はらこ飯などを販売。岡田食品工業(若林区)の仙台長なす漬も並ぶ。
新型コロナウイルスの流行前から水産加工品の製造、販売を計画していた田畑雄介社長(42)は「時短営業などで振り回されてきたが、新規事業に取り組むチャンスと捉えた。多くの商品を取り扱い、宮城を盛り上げたい」と意気込む。
今後は自社商品の種類をさらに増やすほか、宮城県女川町や石巻市の加工品も仕入れて売り場の充実を図る。