「鎌倉」と「富士山」、世界文化遺産に推薦決定

政府は25日午前、世界遺産条約関係省庁連絡会議を開き、「武家の古都・鎌倉」(神奈川県)と「富士山」(山梨県、静岡県)を共に、世界文化遺産に推薦することを正式に決めた。
 2月1日までに国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会に推薦書を提出し、2013年に開かれる同委員会で登録の可否が審査される予定。
 「鎌倉」は、鶴岡八幡宮や鎌倉大仏など10か所で構成。12世紀末、この地で武家政権が発足し、武家文化を創出したことを推薦理由に挙げる。
 「富士山」は、日本人の山岳信仰の在り方や、浮世絵など日本独特の芸術文化を育んだとして、富士山域や富士五湖、周辺の神社など25か所を構成資産としている。
 日本の世界遺産は16件あり、そのうち文化遺産は、昨年決まった「平泉」を含めて12件が登録されている。

タイトルとURLをコピーしました