東日本大震災で被災した名取市閖上地区の交流拠点「閖上まちカフェ」で26日、復興支援で贈られたもち米を使った餅つきがあり、被災者ら約120人が交流を深めた。
閖上を視察に訪れた福井県坂井市と長野県小諸市の住民が「閖上の住民に元気になってほしい」と計45キロのもち米を寄贈。地域情報紙「閖上復興だより」のスタッフが餅つきを企画し、仮設住宅の住民らに参加を呼び掛けた。
釜でもち米をふかした後、大人と子どもが代わる代わるきねを振り下ろした。出来上がった餅は、あんこやきな粉、納豆などをまぶして振る舞われた。
参加者は支援に感謝しながら餅を頬張り、「おいしいね」「軟らかいよ」などと声を弾ませた。