「防災ラジオ」購入費を補助 石巻市が方針

宮城県石巻市が防災行政無線を自動的に受信できる「防災ラジオ」を購入する市民らに対し、費用の一部を新年度から補助する方針を固めたことが16日、分かった。市民が災害情報を入手する手段を広げ、地域の防災力を向上させる。
 通常はラジオを受信し、緊急時には強制的に防災無線の情報が流れる仕組み。1台当たり7000~8000円で、市民や事業者の負担額は1000円前後で調整している。約4万2000台の購入を想定し、事業費は約3億円を見込む。市議会2月定例会に関連予算案を提出する。
 市は東日本大震災後、FMラジオ中継局を増設したり、防災無線のデジタル化を進めたりして災害情報の伝達体制を強化している。

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