「顔はめパネル甲子園」高校生面白さ競おう

宮城県栗原市は、観光地などの撮影スポットでおなじみの「顔はめパネル」のアイデアを競う高校生対象のコンペを、今年秋に開催する。タッグを組むのは吉本興業(大阪市)。コンペの最優秀作は各種イベントなどで活用する。
「おもしろ顔はめパネル甲子園in栗原」と題したコンペは、市の定住促進ガイドブックへの出演でつながりがあった、吉本興業所属の芸人ワッキーさんが発案。「老若男女に認知されているパネルは受けがいいはず」と打診があり、今年春から準備を進めてきた。
事業アドバイザーには、女子高生による町づくりチーム「福井県鯖江市JK課」の発足に関わった慶大特任講師の若新雄純さんが就任。今回は「若者が楽しみながら充実感を得られる場の創出」をコンペの目的の一つとし、対象は地元の高校生に限定した。
応募開始は7月。9、10月に予選と決勝戦を行う。8月にはワッキーさんを招き、面白いパネルのアイデアを出し合うワークショップを開く予定。詳しいスケジュールは随時市のホームページなどで発信する。
得意の顔芸を生かせることからパネルが大好きというワッキーさん。14日に市役所であった記者会見で「このようなコンペは全国初。どんなアイデアが出るの か楽しみ」と語った。佐藤勇市長は「行政職員にはない発想で大変興味深い。自由に企画を進め、成功に導いてほしい」と期待した。
コンペの連絡先は市企画課成長戦略室0228(22)1125。

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