「風流踊」無形文化遺産登録へ 24都府県41件の民俗芸能

国連教育科学文化機関(ユネスコ)の評価機関は、盆踊りなどとして伝承されてきた24都府県41件の民俗芸能「風流踊」を無形文化遺産に登録するよう勧告した。文化庁が1日発表した。11月28日から12月3日までモロッコで開かれるユネスコ政府間委員会で、勧告通り登録が正式決定する見通し。各地の踊りは人口減少や高齢化による担い手不足が課題となっており、登録が実現すれば、伝統継承の励みとなりそうだ。

 風流踊は華やかな衣装をまとい、太鼓や笛のはやし、歌に合わせて踊るのが共通の特徴。豊作祈願や厄災払い、先祖供養など地域の歴史や風土を反映した祈りが込められている。

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